回頂端
輝雄診所圖片

最新消息

LATEST NEWS

homeHome>最新消息>認知症早期診断、予防と神経解毒 再生治療

認知症早期診断、予防と神経解毒 再生治療

高齢化社会の到来にともない、台湾における認知症患者数は急速に増加し、26万人にも上っています。世界レベルの認知症治療の権威、日本の白澤卓二教授を台湾にお招きして、3/23に台湾健康促進基金会主催、輝雄診所、諸羅会共催で講演会を開催いたしました。
 
チケットは発売後すぐに完売となり、国民が認知症予防と治療にどれだけ関心を寄せ、必要としているかが分かりました。チケットの売上げは全て健康促進基金会に寄付し、必要とする人々の助けとなるよう公益活動にあてられます。
 
認知症治療の権威白澤卓二教授は、1990年から脳の研究を始めました。アルツハイマー型認知症は、当時医師でさえもよく分からない稀な疾患でした。現在に至るまでの30年で、日本における認知症患者は急速に増加し、現在では認知症の前段階と推計される予備群を含めると1,150万人にも上ります。
 
人類の遺伝因子が30年間という短い期間で変化するとは考えられないため、こんなにも認知症患者が急速に増加したのは、「飲食習慣」にその主な原因があると考えられます。美味しさや便利性を追求した「飲食」は認知症を急速に増加させる原因となっているのです。
 
一般的に、認知症は「治療できない」、「仮に早期発見して早期に治療を始めても、悪化を遅くさせることしかできない」と考えられてきました。認知症の治療薬という点においては、根本から治療できる薬物は未だ開発されていません。
 
近年、アメリカにて、「画期的」で革命的な新理論が確立されました。アメリカカリフォルニア大学ロサンゼルス校神経学教授、アルツハイマー治療の世界的権威であるデール・ブレデセン医師が2017年に出版した【The End of Alzheimer’s】(アルツハイマー病 真実と終焉)で発表したリコード法です。この治療法は、アルツハイマー病の原因の発見に基礎を置くものです。
 
これまでは、蓄積されたアミロイドβにより脳部が傷つけられることによって、脳細胞が次第に死滅することがアルツハイマー病の主な原因だと考えられていました。そのため、予防と治療の方法はどちらも脳内のアミロイドβを取り除くことに重点が置かれていました。
 
しかし、リコード法では、アミロイドβは脳内において、火事が起きたときに消火活動にあたる多数の消防隊員のようであると考えました。もしも消防隊員を排除してしまうと、実際には脳部に危害を与える火事の火を消すことができません。
 
デール・ブレデセン教授は、アミロイドβは脳の防御反応のために蓄積、増加するもので、決してアルツハイマー病の原因ではないと考えたのです。
 
デール・ブレデセン教授によると、アルツハイマーを引き起こすのは、「炎症(肥満、体内局部の慢性の炎症、飲食等により引き起こされる」、「栄養不足(インスリン抵抗性の高さ、ビタミンとホルモンの不足)」、「毒性物質(重金属、農薬、煙草、カビ等)」の36の要因です。「アルツハイマー病患者の脳は36の穴の空いた屋根」のようで、どの穴が空いているかは人によって違います。それぞれの穴に適した個別の治療対策が必要であり、その穴をふさぐことが治療となります。
 
講演では、このリコード法の紹介、どのようにして認知症を予防、改善するか、食べるべきものと食べてはいけないもの、脳によい「デトックス」、「炎症予防」、「栄養不足改善」の指導がありました。
 
白澤教授はお茶の水健康長寿クリニックにて、リコード法を基礎に、アジア人に適したデトックスと神経細胞再生治療を実施しておられます。詳しい検査を経て、どの神経細胞が損傷を受けているかを特定し(ほとんどはGABA神経細胞)、薬物治療を半年程度行うと、正常な神経細胞が再生します。
 
この一年間、全国各地より白澤お茶の水健康長寿クリニックを訪れた患者数は100人以上に上ります。治療後、ほとんど全ての方に神経細胞再生が確認され、認知機能の大幅な改善効果がみられました。これらの革命的認知症の治療法と専門的で完全な検査により、認知症低下の原因を探し出してから、多様な症状に合った対策、治療を行うことができます。また、日常生活を改めて見直し、症状の改善につなげることができます!
 
台湾健康促進基金会会長、輝雄診所院長の劉輝雄医学博士は、2018年より毎月東京に赴き、白澤教授のもとで直々に解剖、生理、臨床検査、MMSE、脳MRI、脳波解析、神経解毒再生治療を学んでいます。白澤教授はいつも真剣で、たくさんのことを余すところなく教授してくださいます。私たちは、この「認知症早期診断、予防と神経解毒 再生治療」を台湾に取り入れ、皆様のために尽くしていきたいと考えています。